OS(オシャレセンサー)の赴くままに Part1

Part1では2014年から2020年までの旅行記を掲載しています。

Part1では2014年から2020年までの旅行記を掲載しています。


倉敷市美観地区、児島 2020/12(令和2年12月)

 倉敷の美観地区は、今までにも定期的に訪問している街です。新型コロナウイルスにより観光地が打撃を受けているとの情報がある中で、ちょっとだけ応援したいなと思い行ってきました。前回は3年前で、外国人観光客が増え騒々しかったことを覚えていますが、今回は新型コロナの影響で落ち着いた雰囲気でした。正直に言えば、この雰囲気の方が好みなんですが、観光地としては活気がないとダメなので、なんとか回復していくことを祈るばかりです。

 美観地区と合わせて、ちょっと足を延ばして児島ジーンズストリートへも行きました。初めての訪問ですが、こちらの街も人がまばらで、賑わっているという感じは全くありませんでした。シャレたジーンズが色々あり、普段なら賑わっているんだろうなとの思いで通りをブラブラしてみました。また、賑わっているときに行ってみたいなと思いました。

 


北九州市門司 2020/12(令和2年12月)

 門司は約2年ぶりの訪問となります。ここは観光地のような観光地でないような不思議なところです。今回は新型コロナが懸念される最中でしたが、十分に感染対策を行い、楽しむというよりは緊張感をもって町をまわるというミッションのような街歩きでした。福岡は感染拡大地ではなかったこともあり、若い人を中心に昼夜人出があり、意外に賑わいをみせていました。もうすぐクリスマスということもありイルミネーションがあったりして程よく華やかな空気が流れていました。

 前回は正月に来ていたこともあり、目当てのお店はほとんど閉まっていましたが、今回も新型コロナの影響なんでしょうか、雑貨屋さんは閉店もしくは休業されているところが多く、非常に残念な状態でした。事前のリサーチが不十分な面もありますが、いつも新しい発見をするために行くので事前情報はほどほどにしていますのでしょうがありません。

 さて、まちの方はといいますと、駅舎が改築されキレイになっていましたレトロ感をしっかり残してあり良い雰囲気がでていました。人出はあるのですが、以前と全く違うのは外国人が皆無であること。当たり前といえばそうなんですが、やはり全然違いました。お店の売り上げなんかからすると良くないんでしょうが、落ち着きのある雰囲気としてはこの方が門司には合っているように思いました。夕刻に海沿いを歩いているだけで幸せを感じるだけの魅力があります。個人的には唯一の楽しみであった門司港地ビール工房が移転してしまっていたことでした。私にしてみるとこれがあるから片道5時間も運転できるんですが・・・。これもコロナの影響かな?ほかにも新海運ビルの雑貨屋さんも休業されていて、観光客の減少が響いているのかな?さみしい限りです。

 観光が売りだと思われる門司にあってコロナは大きな打撃となっていると思われます。ここだけの問題ではないのでしょうが、今後もできるだけ私の好きなまちを応援も込めて訪問したいと思っています。


神戸市 ファッション美術館、元町 2020/10(令和2年10月)

 7月に続いて再度神戸に行きました。「デンマーク・デザイン展」が開催中とのことでアート好きな次女もつれて行ってきました。まだまだコロナ感染のリスクを負いながらの工程なので様々な制約を受け、またこちらも細心の注意をはらっての行動です。デンマーク展は規模は大きくなかったですが、有名なヤコブセン(しか知らないですが)などシャレたデザインが多数展示されていました。時代を乗り切ったデザインには何かかなわない力を感じます。

 昼間は人出が多く出回る気にはなれなかったですが、夜に元町界隈を散歩し流行を確かめました。更に早朝からメリケンパーク周辺を散歩しました。地元の人がパラパラと散歩されてぐらいなのでストレスは感じません。散歩中に思い出したようにメモリアルパークの震災跡をみてまわり、次女に楽しくもない話をながながとしました。

 栄町はコロナ禍の影響か、やや店が減っている印象で、活気に満ちた昨年の人出はみられませんでした。元町の百貨店あたりはGOTOなんでしょうか、多くの人出があり混雑していました。何かバーゲンなのか殺気立った買い物客が多いようでした。まだ余裕がなく落ち着いたオシャレな日常が戻っているとはいえない印象でした。


神戸市 兵庫県立美術館 2020/7(令和2年7月)

 今年1月に東京で見る予定だった「皆川明つづく」展ですが、新型コロナの影響で中止にしました。その後、神戸で開催されることを知り、7月に行ってきました。新型コロナの不安はありましたが、この機会は逃せないとのことで、完全防備かつ覚悟をもっていってきました。この展示会以外は食事も含めて立ち寄らないという徹底した旅行となりました。

 つづく展は厳重な感染対策の中で行われており、完全予約もあり余裕をもって見ることができました。この方の生地は以前からみることがありましたが、不思議な揺らぎのある絵柄が多いなと思っていました。この展示会場では原画が多く展示されており、絵柄の原点が分かるようになっています。やや古い時代のものもありましたが、とにかくフリーハンドで画き込まれていて、機械的な線がほとんどないことに気付かされました。まったくデジタルとは正反対の手工芸なんですね。なんとも優しい生地が多いこと。洋服にいい生地なんでしょうが、写真映りも最高な生地でした。

HPは下記のとおり

https://mina-tsuzuku.jp/

 


岡山県津山市 城東地区 2020/6(令和2年6月)

 新型コロナウイルスにより出かける機会が激減し、県外への視察もままならない日々を過ごしておりましたが、ここに来てようやく県外への移動が推奨されるようになりましたので、まずは近場ということで、岡山県に行ってきました。

 今回伺ったのは岡山県北部津山市の城東まち並み保存地区です。重要伝統的建造物群保存地区に指定されており、城下町

の香りを残した建物が売りのようです。昼前に到着しましたが、観光客はほとんど見当たりません。観光案内などはあるんですが、人通りがなく心配になってきました。ちょっと歩いてみると豪商の建物が公開されているので、覗いてみました。明治期のものと思われる内装が保存状態良く美しさを感じました。一方で、表の通路にはお店がないわけではないのですが、失礼ですがないと言った方が分かりやすい表現だと思います。おそらくこのエリアは商売の町ではなかったんじゃないかと。その流れで店舗は生活にかかわる最小限なものであって、観光用に新たに店舗を設けていくというようなことはなかったんだなと思いました。伝建地区ということでオシャレさを期待したんですが、少し当てが外れたようです。最後にちょっとだけ津山城跡を見て回りました。美しい石垣に囲まれた優美な城跡です。天守閣がないのは残念ですが、当時の思いをはせるには十分でした。


沖縄県浦添市港川外人住宅、那覇市国際通り 2020/1(令和2年1月)

 年末年始に沖縄県へ旅行へ行ったついでに、1日だけ町歩きをしてきました。

 まずは浦添市港川外人住宅です。ネットで調べなければまずたどり着けない所です。名前のとおり外人(米国)対象の住宅とのことで、通り名にはカンザス通りなどアメリカの州の名前が付いていました。どの家屋もほとんど同じ作りで統一感があります。この住宅を店舗として利用されて、この町にある数十件ほどのカフェや雑貨店などが集まっているようです。建物は古いのですが、壁を白色+建具に自然色の優しい色使いがされているためか、やわらかい町並みが形成されており、これがちょっと人気なんだなと感じました。お店の大半は休業であったのですが、外から中を覗いてみてもオシャレ度が高いことがうかがえました。今度は普通の休日に行ってみたいところです。

 

 次に、沖縄といえば国際通りというほどに賑わいのある通りに行ってみました。表通りはほぼお土産店、飲食店で「ちんすこう」「シーサー」「沖縄そば」とシャレたところでは「やむちん」とよばれる焼物が目を引きます。でも、OSはほとんど働かないので、人の流れが程よく切れかかる裏通りに入ってみました。今回は国際通りの中ほどを南側に入って、あちらこちら散策してみました。裏通りはどことなく、大阪のミナミの裏通りに似ていて、思いもよらない所にオシャレなお店やあじのある雑貨屋さんがありました。事前調査なしで歩いていていたのですが、5年前にLt.Tの友人がかかわっていた「MIⅯURI」を偶然に発見し、看板猫にご挨拶。

 思いのほかOSがはたらくエリアでした。目的が町歩きで来ているわけではないので、今度はオシャレ探しの旅で訪れたいと思います。が、簡単に行けるところではないので数年後まで、オシャレ度を増していてくれるといいな。

 

 番外として、やんばるアートフェスティバル2019(やんばる地域は沖縄本島の北東側一体のことをいうようです。ヤンバルクイナのやんばるです)を見てきました。会場の一つである旧塩屋小学校は、小学校の建物自体がアートでした。3番目の写真は体育館で、窓の向こうは内湾の海が見渡せます。すぐ外のデッキからは釣りができるほど海に接しています。この海側の景色と屋根下の4色の色ガラスが映えて、心地いい空間が出来上がっていました。ここで運動しててもすぐにほんわかして、まじめに運動はできそうにないな・・・。

 校舎もコンクリート造りなのですが、思いのほか温かみのある作りになっていて、非常に良い環境の小学校なのにもったいないなと思いましたが、街も小さいのでやむを得ない事情があったのでしょう。残念です。


鳥取県倉吉市 2019/9(令和元年9月)

 秋になって出かけたくなってきたので、お隣の鳥取にある倉吉市に行ってきました。このまちは倉が付く名前のとおり、古い商いのまちが残っています。調べてみると重要伝統的建造物群保存地区(伝建地区)にもなっており、期待が持てます。この伝建地区は日本各地にある古い町並みを後世に伝えていこうという取り組みがなされているところです。島根県でも石見銀山や津和野などが指定されています。大体のまちは完成形で存在しているものではなく、昔ながらのまち並みを保存しながら理想的な形で残していく努力がされているようです。

 倉吉市には白壁土蔵が残るエリアが伝建地区に指定されており、このエリアを中心に回ってきました。行った日が日曜日の昼過ぎであったため、観光客がちらほら見えました。最近は超有名な観光地だと外国の方も多く、殺気立っていて落ち着いてみて回ることができないものですが、ここは落ち着いてみて回れました。まちに入ってまず気になってしまったのが電柱と電線です。近年美観エリアは無電柱化必須となっており、このエリアの電柱や電線に違和感を感じました。いい町並みなのに・・・。お店は飲食・特産品がメインとなっており、OSは鳴りを潜めがちでした。それでも、随所に工夫した長椅子がみられたり通り抜けできる蔵があったりと心が浮き立つところがありました。いい町なのにやはり電柱電線が・・・、どうにもその部分が残念でした。


大阪市中崎町 2019/4(平成31年4月)

 HP等の検索で気になっていた大阪市中崎町へ行ってきました。事前の情報でも中崎町マップや地図があって、シャレたまちづくりの予感が漂ってきていました。

 中崎町には日曜日の昼前に到着したのですが、思いのほか閑散としていて、狭くて雑多で一見すると汚いまち?に入り、「間違えたのかな?」という感じでした。しかし、よく見ると行く先々にシャレた入り口が見え、カフェや雑貨、古着屋などが点々とあることに気づきます。そのうちにシャレた若者が続々と訪れてきていることに気付き、あっという間に人通りのあるまちへと変貌していました。大阪では珍しい下町の雰囲気を残した木造の建物が多く残っているため、レトロさが売りにしたまちづくりがなされているようです。このようなちょっとディープなまちなためか、へんてこであったりレアであったり、オモシロいものを売っているところが多くみられました。味があって非常によさを感じます。人気があるのがよくわかります。

 冷静に町を見ると、地震に弱い古い建物が密集していて、緑もほとんどなく、電線が空域を遮って、狭くてけっしてキレイな通りではないため、高齢化+廃墟化で、「終わってるな」という町になっていた可能性があったはずなのに、この部分を逆手にとって、下町の良さをうまく取り入れてよいまちづくりができている感が出ていました。おそらく相当なエネルギーが注がれたものだと容易に想像がつきます。梅田のすぐ隣にある町なので、大阪駅周辺の近代的なモールとの対比が非常にオモシロく刺激的です。また、十分な時間をもっていってみたいと思います。


■広島市本通、袋町 2019/1(平成31年1月)

 広島市は島根から最も近い政令指定都市なので、以前から何度となく訪ねています。筆者は以前広島市郊外に住んでいたこともあり、勝手知ったところなのですが、時も変われば町も変わっていまして、近年は郊外に巨大なイズミやらアウトレットモールが盛況のようです。今回は昨年できたアウトレットモールを見てきましたが、休日なためか駐車場もほぼいっぱいでした。ここには様々なブランドが入っているようで、多様な選択種が与えられています。生地屋さんもあるようでしたが、人気と言うほどではないようでした。しかし、今まで何もない山の中に巨大なモールが現れて商売が成り立っている姿には驚かされます。巨大な人のエネルギーは感服です。

   さて、本題の本通、袋町ですが、筆者は何度となく行き来したところなのですが、OSが働くところがありました。Pencil (ペンシル)、Marimekko(マリメッコ)の入った袋町が良い雰囲気が出ていました。マリメッコはオシャレの定番のように感じます。大きな町のいい場所でよく見かけます。うちの教室のファブリックパネルにもよく登場します。ほかにも生地屋さんがないか見て回りますが、今風の生地屋さんにはたどり着けませんでした。広島の本通は、昔から人通りが多くオシャレなまちだと思っていますが、正直なところあまり進展がないというか、変化が少ない通りに感じます。よく言えば完成度が高い。悪く言えばもうこれ以上は変われない?という感じでしょうか。このまま郊外に人をとられてしまわなければいいのですが。


■北九州市門司 2019/1(平成31年1月)

 門司訪問は3度目になります。小規模なまちなのに、なぜか雰囲気のあるまちです。年始の休みなのか、駅北の雑貨屋などの多くは閉まっていました。残念でした。駅の東側ではお土産関連のお店がにぎわっていますが、OSははたらきません。駅舎がもうすぐ出来上がるとのこと。また半年後にはいってみたいと思います。


■西宮市 2018/12(平成30年12月)

 西宮市はよく行く神戸の近くではあるものの、近年足を運んだことがなかったため、訪れてみました。Lt.Tは長らく西宮に住んでいた(名塩なので少し離れますが)のですが、やはり最近行ったことがないようです。西宮は神戸と大阪に挟まれているためか、ベッドタウンの印象が強いまちです。そのまちでOSははたらくのか。やっぱりといいましょうか、味のある雰囲気を出しているお店等はなく、今どきのキレイで合理的なお店が多いように感じました。わざわざ行くまちというよりは住んでいる人のための生活のまちというとこでしょうか。そういうところで洋裁文化があるのか気になるところですが、全国チェーンの生地屋さんは人口の割合に応じて展開されているようで、例にもれず数店ありました。しかし、洋裁教室となると多くは無いようで、情報もまばらでした。余裕のある生活が営まれているというよりは、ベッドタウンとしてせわしなく人々が衣食住するまちなのでしょう。


■鎌倉市 2018/10(平成30年10月)

 鎌倉は初めて行きます。Lt.Tは一度行ったことがあるようですが、だいぶ前だったと言っていました。鎌倉はオシャレなまちのイメージが先行していましたが、期待を裏切ることなく、コンパクトに、清楚に、味のあるオシャレが随所に見て取れました。鎌倉駅周辺から海までをくまなく散策しました。事前情報をあまり入れずに、OSの赴くままに歩き回りました。人の波は駅から小町通、鶴岡八幡宮へと続いていますが、思いのほかOSははたらきません。こういう時は大体一本か二本裏通りに入るとオシャレゾーンにたどり着くものですが、案の定当たりました。人の多い小町通とJR線の西にある道路との間には、随所にカフェや雑貨屋がみられました。事前情報なしなのでよく知らなかったのですが、なぜか蜂蜜やさんが多くありました。雑貨店を兼ねているところもあり、こぢんまりとしていながらも素直に洗練されているようなお店が多いように感じました。鎌倉のお店は古民家再生も多く、古くからの建物が上手に利用されており、参考になる作り込みが多く見られました。洋裁関係では、調べていたわけではないですが洋裁的オシャレの定番のCHECK&STRIPEを偶然発見し、人口は多くないのにこの店があるのはやはりオシャレ度高いんだなーと感心し、調べると近くに鎌倉スワニーがあったので、Lt.Tとみて回りました。時期が良かったこともあったのでしょうがとてもよいたびになりました。数年後にはまた訪ねたいまちです。


■仙台市青葉区 2018/6(平成30年6月)

 FDA出雲~仙台が就航したことを受けて、仙台市へ訪問です。筆者は仕事の関係で二度ほど訪れていますが、震災以降は初めてです。Lt.Tも初めてとのこと。飛行機の中からは震災の爪痕を見ることができました。でも、仙台市内では震災の影響を感じることはありませんでした。いいのか悪いのか。

 町の歴史はあえて調べませんが、古いものを残すというよりは、どんどん新しいものへ刷新するようなまちづくりがされているようです。おそらく東北の中心地なので、little東京のような役割があるのでしょう。既にいろいろなまちを見てきたせいなのでしょうか、まちに味がないというか、金太郎あめのようなところがごろごろしているというような感覚になります。Lt.Tも地元の人にも何もないよと言われたようですが、確かに特徴はないなと思いました。多くの都市では外国人観光客が多くみられるのですが、仙台市ではほとんど見かけませんでした。でも人が多く住むわけですから、特徴があることがよい要素になるとは限らないのでしょう。

 散策はといいますと、面白そうな店があることをHPで確認していたのですが、既に閉店でした(ネットでは閉店など書かないんですね)。そのためかOSのはたらきはわるく、ただひたすら街の中を歩くだけになってしまいました。歩くこと3万歩。特徴がないことを知るよいたびでした。Lt.Tは有名な洋裁教室に参加し、温かい歓迎を受けていたようです。まちは冷たいような感じを受けましたが、個々人が冷たいわけではないのは付け加えておかなければいけません。


■神戸市元町、三宮、南京町 2018/5(平成30年5月)

 神戸には定期的に訪れるようになってきています。島根から比較的近いところでは最もOSがはたらく場所です。今回も三宮界隈を散策です。Lt.Tは神戸の洋裁教室を受講しておりました。まちの中は特に目新しいものが見つかったわけではないですが、少しずつ変化に気づくことがあります。数年前までは大阪に比べて外国人が少なかったように思ったのですが、神戸にも外国人が増えてきたように思いました。


■静岡市駅北界隈 2018/4(平成30年4月)

 FDA出雲~静岡が就航したことを受けて、静岡市へ訪問です。静岡は初めて訪れます。静岡というと富士山のイメージが強く、市内からも富士山が見えないかと見渡しますが、あいにくの雲から雨の天気で見ることはできませんでした。

 静岡市は空襲の影響だと思いますが、古い建物が残っている様子もなく、すべて新しいまち並みです。そのせいか、駅から歩いて回る範囲にはOSがはたらくようなところはほとんど見つけられませんでした。また、ハイブランドのお店はあまり見かけないうえ、何か特徴のある味付けがしてあるようなまち並みもないように感じました。静岡市は政令指定都市だったはずなので、たくさんの人が住んでいるはずですが、東京が近いから、大切な買い物は東京まで行くんでしょうか。あるいは、ここでも郊外のアウトレットなどに出かけるんでしょうか。Lt.Tはといいますと、オシャレな機織り教室を体験し、喜んでおりました。 

洋裁関連の匂いはほとんどありませんでした。静岡だと浜松市が繊維のまちのようなので、次回は浜松に出かけたいと思います。


■神戸市元町、栄町、ハーバーランド 2017/12(平成29年12月)

 京都の帰りついでに、神戸にも寄ってきました。Lt.Tは三宮の百貨店やら駅高架下のブティック、生地屋などをリサーチです。軽く4時間はリサーチ作業を行います。今回は冬休み期間中なので、子供もオシャレの勉強のため同行しています。そこで、筆者はいつも見上げてばかりのロープウェーの上にある何やら施設があることがわかるのですが、思い立って行ってみました。上にはシャレたハーブ園があり、柄にもないですがハーブティーをすすってみました。帰りは歩いて新神戸駅まで下りて、北野町界隈を散策しました。


■京都市四条河原町、京都駅周辺 2017/12(平成29年12月)

 京都は比較的訪問回数の多いまちです。今回は駅に拠点をもち、河原町方面を散策していきました。冬で雪が降っていましたが、相変わらず外国人観光客が多いことに驚きます。季節はあまり関係ないのでしょうか。むしろ台湾の観光客と思われる人々は降雪に大そう喜んでいる様子で、それもそうだなと感心します。

 四条河原町の大通りから数本路地に入るとOSがはたらき始めます。京都はいろいろな道具の中でも、「本物」といえるような品物が多いように思います。ホウキ一つとってもしっかりした作りのものが手に入ります。普段は観光地には出向かないようにしておりますが(仕事で各地をまわるわけなので、当たり前なのですが)、京都はすぐ近くに神社仏閣があるし、古民家再生のヒントがないかなということもあり、○○寺に寄ってみようということで、いくつか見て回りました。がしかし、やはり単なる観光地なので、OSがはたらくようなことはなく、漠然と観光客の波を見て回っただけになりました。


■神戸市六甲アイランド、栄町 2017/11(平成29年11月)

 訪問回数が多い神戸ですが、新たにOSが反応するまちを見て回りました。港のあるハーバーランドから南京町に行く途中にある栄町というところで、もともと見栄えのするところではなかったし、通り過ぎるだけの通路でした。しかし、今回通ってみると思いのほかオシャレな店舗が多いことに気づきました。雑貨、カフェ、ブティックなどどこにでもある店並びですが、神戸の底力といいましょうか、並々ならぬオシャレさを感じます。いったい何が違うのだろうか?最近はもっぱらこの違いについて自分なりに解釈できるように情報を集めています。まあ、それなりに財力があれば余裕が出るものですが、それだけで栄町のような店舗が集まるものなのか。誰か仕掛け人がいるのかなとは思っています。写真は街で見かけた木枠のガラス戸ではありますが、なんとも心をそそられる姿かたちです。のちに教室の欄間の原型となったガラス戸です。


■横浜市みなとみらい・元町 2017/10(平成29年10月)

 横浜ははじめてではないのですが、まちを散策するという意味でははじめてのまちです。横浜のイメージはなんとなくオシャレという感覚はありますが、どこが?なにが?と言われても答えられないまちでした。今回は大きくて広いまちにもかかわらず一泊二日で散策をしてきました。まずはみなとみらいのある海岸付近をひたすら散策です。赤レンガなど明治時代の繁栄がうかがえる建物があるのですが、何せ広すぎます。適宜バスを使えばいいのですが、「バスは面倒」と頭に書き込まれているためか、無理してでもすべて歩いて回ります。おかげで、思いもしないものを見つけることがありますが、50前の体にはちょっとキツです。

 みなとみらい周辺では当り前のように近代の芸術展が開かれていたりして、適度に退屈させない工夫がされています。しかし、思いのほか味がない?きれいだし、便利だし、お店も一通りそろっているし、何も不便はない。でも、味がないと感じてしまうのです。広々として開放感があってよいところなのに、何か固い感じのするんです。考えてみると、土と木や木製建物が少ないことが原因だと感じました。そのようなまち作りをしたからしょうがないのでしょう。自分の原風景に合わないものはそう感じるわけですね。ということは、新しい横浜で育った人が島根の田園暮らしをどう感じるのかが知りたいものです。 

 Lt.Tは別行動で生地屋さんや洋服屋さんを見て回っていましたが、思いのほか個性的なものは少なかったと言っていたので、探しどころがわるかったのかなと思っています。事前の情報を持っていましたが、まちが広く、公共交通機関だけで飛び回ることに慣れていないこともあり、思うように見て回れないようでした。それから、みなとみらいから電車で移動し、中華街方面に行きました。一本入った商店街でしたが、適度にオシャレで普段使いのできるお店が多くありました。何がというわけではないですが、なんとなくシャレているように感じました。そのあたりは、神戸と似通っているものを多く感じます。同時期に港の発展があったからでしょうか。


■倉敷市美観地区、児島 2017/7(平成29年7月)

 倉敷の美観地区は、斐川の自宅で洋裁教室をしようと思い立った原点があります。どこが?なにが?と聞かれても特になにかあるわけではないのですが、シャレていていいなというお店やまちの作りがなされており、だてに「美観地区」なんていう大そうな名前を付けてあるわけではないんですね。写真の看板一つを見ても目に留まるものが随所にみられます。以前いけなかった林源十郎商店にも行き、OSのバージョンアップをさせてもらいました。

 今回は、合わせて洋裁の聖地一つと言っていい児島にも行ってきました。児島ジーンズは有名になりましたが、昨今あまり多くない国内工場でジーンズを生産されています。児島ジーンズミュージアムに行き、ちょっとだけ勉強し、工場などを見て回りました。ほかにも帆布の製品があったりして、クラボーの名残なのでしょうか。美観地区は、定期的に訪れたいまちです。


■尾道市駅前~土堂 2017/05(平成29年5月)

 尾道市は何度か行ったことがあるまちですが、昔から派手さのないオシャレなまち路線を貫いている印象があります。私の印象では、中国地方の中では倉敷についでオシャレ度が高いエリアとなっています。今回は海沿いから商店街を見て回りました。ゴールデンウイーク中なので人出が多く、賑わいがありました。近年の自転車ブームや、尾道~今治のサイクリングロードが有名なためか、尾道の海際にあるお店などは、その手の方々でにぎわっていました。名前は忘れましたが、海際に昔の倉庫を改装したオシャレなホテルやカフェができていたことに驚きました。サイクリストを対象にした施設のようでしたが、横浜や神戸のようなオシャレさが、尾道にはちょっと行きすぎじゃないのかなと勝手な感想をもっていました。一方、商店街はノスタルジックの残しながら、うまく現代を取り込んでいるようなまち作りがされていて、「いいところだな」と素直に思える空間でした。尾道も定期的にのぞいてみたいまちの一つです。


■松山市 2017/5(平成29年5月)

 松山は筆者が若い時にちょっとだけ住んでいたんですが、かつての伊予鉄そごうや銀天街の華やかなイメージが強烈に残っています。今でも、繁華街はあるのですが、かつての賑わいはありませんでした。ここも例にもれず郊外店にお客さんをとられているようです。どこでも言うに及ばない当たり前の現象ですね。驚きもしませんが、かつての賑わいを知っているものとしては、自分自身に空洞をあけられた感覚になります。私の小中学校時代にも出雲サンロード中町という輝きを放っていたまちがあり、いまはよく見られるシャッター街となっています。しかし、たまに出向くと少しずつではありますが、シャレたお店を見ることがあるので、頑張ってほしいものです。

 Lt.Tは別行動でした。市内の洋裁教室で洋裁を習ってきました。このクラスの都市では、洋裁教室はそんなに多くないようです。

 OSは残念ながらあまりはたらなかったのですが、松山城のたもとに今治のタオルやさんがあったりして、ちょっとオシャレな感じでした。タオルブランドで全国展開は目を見張るものがありますね。いまは、高級な品物としてあちこちで見かけるようになりました。


■高松市 2017/5(平成29年5月)

 高松市は筆者が若い時に7年間も住んだ第二の故郷のようなまちです。市内の道路などは勝手知ったるものと思いきや、どんどん改良されているため、あれれ道が違うなということが頻発しました。商店街(丸亀商店街)も大きく近代化し、浦島太郎の気持ちがよくわかりました。Lt.Tは別行動で洋裁教室で洋裁を習ってきました。

 平成7年ごろまではなかったのですが、今は高松港のながーい堤防が見どころになっているようで、先端まで歩いて行ってきました。往復2kmくらいはあるのかな。気候も良く天気も良かったため、夕暮れ時の海回りは極上でした。島根にも宍道湖の東岸には夕暮れ時の極上タイムがあるのですが、ちょっと負けたかな。 

 OSは丸亀商店街あたりで反応し、良い雰囲気を出しているように感じましたが、整備だけしてその後の継続的な仕掛けが足らないのかななんて勝手に思うような感じでした。人通りは思いのほか多くありません。昔にはなかった大型の郊外店の影響は大きいのでしょう。このようなまちには郊外型店にはない味があるのですが、なかなか利便性やブランド力でかなわないのでしょう。ちなみに、Lt.Tのススメで、ちょっと海側のはずれにはなりますが、オシャレなカフェがあるとのこと。私はあまりカフェにはいかないのですが、どうしてもということで、行ってみました。相当に作りこまれた味のあるカフェがありました。場所はむしろ悪いのでは?と思えるところですが、ブランド力があるのでしょうか、人が絶え間なく訪れていました。感覚的には東京の南青山あたりにあるカフェという感じで、高松に合うのかなと余計な心配をしてしまいました。


■姫路市 2017/4(平成29年4月)

 姫路には小学4年生の時に来た記憶があります。それ以来の姫路になります。新幹線からちょっとだけ見える姫路城をみることが楽しみでしたが、ここは通過するだけのまちでした。はじめてのまち探索になるわけですが、姫路駅から姫路城までの通りに並行してある商店街を中心に見て回りました。比較的昔ながらの商店街のようですが、随所にオシャレなお店が散在し、人通りは多いように感じました。他のまちでは下火の商店街が多いのですが、ここでは結構賑わっている様子がうかがえました。おそらくは駅北側の整備に相当に力が入れられており、オシャレ度も高く、これらの集客施設が中心にうまく回っているのだなと感心しました。世界遺産姫路城と言いながら、多くの人は姫路城の近くの駐車場に直行し、そのまま次のところへ行くというスタイルだと思われるので、観光客の需要は少ない中で検討している様子が見て取れました。

 Lt.Tはといいますと、ミシンカフェという洋裁とカフェを組み合わせた教室を訪れたようです。斬新というわけではないようでしたが、一人でカフェと洋裁の先生を兼ねているとのことで、手慣れた様子でこなしている姿はその筋のツワモノではないかとのこと。世のなかにはすごい人がいるものです。

 

 ちなみに、姫路城は父との思い出がある大切な場所だったのですが、今回久しぶりに姫路城に上ってみて、こんなに味のない城だったっけ?と思わされました。世界遺産を機にということでしょうか、順路が省略されて、簡単に天守閣まで到達できました。昔は上がるのが大変だった記憶があったので、あれれという感じでした。また、白は数年前に化粧直しをされているため非常にきれいなのですが、それがまた異様にきれいすぎて気持わるいほどで、これでいいのかなと複雑な想いで見て回りました。


■神戸市元町、三宮 2017/4(平成29年4月)

 神戸も何度となく訪れてくると細かいところに目が行くようになります。三宮の細い路地にも(こそ)オシャレなお店がたくさんあって、写真のような長椅子も当たり前のように置かれているあたりはシャレがきいているまちだなと思います。他にもハーバーランドのモザイクあたりもきれいにまとまっています。30年近く前に大震災があったことは、建物などからは読み取ることができなくなっているようです。もちろん、住んでいる方の心には残っているのでしょうが、確実に前進してきたまちだなと感じています。


■奈良市 2017/3(平成29年3月)

 奈良は中学校の時に言った記憶がある程度で、その後は訪れていません。久しぶりの奈良となりました。古都ということもありOSがはたらきそうだったのでこのまちを選んでみました。奈良には事前に「くるみの木」というオシャレな雑貨やさん系のお店があることや「ミモザガーデン」という有名な洋裁教室があるとのことで、期待も膨らみます。しかし、市中心部では観光主体のお店が多く、しかも私の考えるOSがはたらくお店などはほとんど出会えませんでした。もっと調べてくればよかったのかもしれませんが。誤解を承知で言ってしまうと、あまり努力をしなくても奈良ブランドで人が来て物を買ってくれるため、このような結果を生んだのでは?と勝手に思てしまいました。謙虚にしておごらずという言葉を思い出しました。ただ、くるみの木については、例外といいましょうかオシャレなお店でした。「ミモザガーデン」については簡単には予約がとれないような状況のようで、今回はいけませんでした。次回はぜひ行ってみたいとLt.Tは言っておりました。


■福山市 2017/2(平成29年2月)

 福山には「布ト糸ノ店」という生地屋さんがあるとのことで、ここを目的に行ってきました。大きなオシャレな家具屋さんの一角にこの店がありました。郊外に忽然とオシャレなお店が現れるのですが、人の入りは良いほうではないでしょうか。家具や雑貨などはそれなりにOSがはたらくレベルのもので、結構な時間を費やしました。他には市中心部から南東側にある物流センターが集まる区画に雑貨屋さんがあることを知り行ってみました。いろいろなお店が集まっているわけではないので、ちょっと寂しさを感じました。


■大阪市梅田 2017/2(平成29年2月)

 今回は前にLt.Tがちょっとだけ洋裁を教えていた方が、ファッション系の学校を卒業するにあたり卒研ならぬ、卒業ファッションショーがあるとのことで行ってまいりました。私はこのような本格的なファッションショーは初めてなので、ちょっとワクワクします。うちの子供も勉強ということで同行させました。会場内はその手の人々でいっぱいで、私と子供は場違いなオーラを出しながら着席しました。始まってみると、人の動きや演出を楽しんでいるうちに2時間ぐらいあったと思いますが、すぐ終わりました。内容といいますと、素人の私には理解できない洋服しかありませんでした。でも、それは当たり前なのでしょう。私のような素人が理解できるものだとイコール既存のものとなるわけなのでダメなのでしょう。今より先の、もっと先をみる目がないとここではやっていけないのではないかと解釈しました。新しいことへ挑戦し続ける胆力があれば続けられるのかな。大変な仕事をしているなと感心しました。

 今回は目的がファッションショーではあったのですが、宿が梅田の近くであったため、新しくなった大阪駅ビル界隈を見て回りました。大きくて力強い建物が威圧感丸出して出迎えてくれます。臆することなく、散策して回ります。オシャレというよりは流行そのものが本丸ですというようなお店ばかりで、硬さだけ目立った印象です。同じ品物でもなぜか機械的に見えてしまいます。


■神戸市岡本 2016/11(平成28年11月)

 今回の神戸は、ちょっと三宮から離れて、阪急岡本駅の南側を中心に散策です。Lt.Tの友人からの情報で出向いてみました。イメージ先行ですが、阪急沿線はちょっと高級でシャレた人が多いという固定観念があります。今回の岡本ははその内に入りますが、住んでいる人たちが中心のまちなので、その人たちが好むお店が立ち並んでいるという具合です。食べ物屋さん、雑貨屋さんなど商店街というほどではないけど、お店がそこそこ立ち並んでいるという具合ですが、思いのほか人通りがあるんですね。老いも若きもバランスよく買い物を楽しんでいる様子が見られました。これと言ってレベルが高いお店があるようには感じませんでしたが、やわらかく落ち着いた感じのまちでした。ただ、洋裁関連で見ると特に特色があるようではありませんでした。


■武蔵野市吉祥寺、港区六本木 2016年5月(平成28年5月)

 東京はあまり行くことがないのですが、今回は「住みたいところランキング」でよく聞く、吉祥寺に行ってきました。住みたい人が多いわけだから、オシャレなところやものも多いのだろうと勝手に判断しての訪問です。案の定ですが、人通りが多く、それに見合っただけのお店が連なっています。どことなく福岡の天神あたりと似通っているように思ったり、あるいは、その後の回顧録をみても福岡と吉祥寺の区別がついていことがわかりました。大体のお店の大きさ、ブランドなどが似通っていることが原因なのでしょう。OSはおもいのほかはたらきません。もしかしたら、もう少し路地に入っていけばよいところがあるのではないかと想像しながら歩きますが、勝手がわからない土地柄なのであまり冒険しませんでした。

 以前、仕事の関係で南青山の表参道あたりを歩いた印象が私の東京の代名詞でして、あるいは銀座界隈もそうですが、東京は一つも二つも飛びぬけたところが多く、私のような庶民が立ち入れない印象があります。物理的に入れなくはないのですが、虚無感すら感じるので、行かないようにしています。まあ、たまにはタバスコ一本掛けるつもりで刺激をもらうために行ってみる必要があるかもしれませんが、あまり参考にはなりそうにありません。

 都内では、イッセイミヤケの展覧会があり、六本木まで出向きました。ファッション系の展覧会はあまり見る機会がないので期待してみてまわるのですが、残念ながら私はここでの展示内容をうまく消化できません。ただ展示の規模が大きいということだけ印象にのこりました。また、展覧会のあった国立新美術館は初めて行きましたが、大規模で豪華で力強い建物でした。近くには自然を模した作り物の施設があり、子供たちが遊んでしました。安全な自然を学んでどうすんの?作り物だよ。自然はもっと怖いよって教えてあげてほしいものです。

 でも、また数年後には自由が丘など別のまちに出かけたいと思っています。


■名古屋市栄町 2016/4(平成28年4月)

 FDA出雲~名古屋が就航しているので、思いのほか簡単に名古屋に行けることから、名古屋を訪問しました。名古屋は生まれて初めてです。Lt.Tは郊外の洋裁教室に行ってきております。洋裁教室専門というよりは縫製や型紙販売なども含めて営まれているとのことでした。

 名古屋のまちは、栄町という中心地と新しくなった名古屋駅周辺にまとまって集客施設があります。まずは栄町を散策します。近代的でビルと道路のまちとなっています。縦横の道路とビルが連続していて、いかにも大きな都市なのですが、なんにも味がしないのです。城下町であったはずですが、空襲ですべて更新されたのでしょう。残念ながら市中心部ではどこにでもあるようなお店が、普通に立ち並ぶという具合です。使い勝手は良いのでしょうし、地元の人に向けてはこれで十分だとおもいます。OSはほとんどはたらかなかったのですが、小道や郊外にはあるのではないでしょうか。郊外だと車がないと話になりませんので、次回名古屋に来るときには車を準備したいと思います。

 ちなみに、名古屋に来る前に事前情報として、名古屋といえば今は、コメダ珈琲だよと。あちこちに合ってコメダだらけだと聞いていました。想像は膨らみ角々にはお店があるんだなと思って栄町あたりを歩いたのですが、1件はすぐに見つかりましたが、他には近くには見つかりません。思いのほかスタバやドトールなどがそこら中にあって、あれれという感じでした。初めてのコメダ珈琲を名古屋でと思っていましたが、お客さんもいっぱいだったため、フツーのカフェで一服しました。


■福岡市天神 2016/3(平成28年3月)

 福岡は何回か訪れていますが、散策目的でははじめてです。気合を入れて天神を中心に見て回りました。Lt.Tは市内の洋裁教室をみつけ、生徒として洋裁を教わっていました。厳しい先生だったとのことで、良い勉強になったと感心しておりました。

 福岡は九州の経済的な中心地であるためか、常に人々であふれている印象があります。エネルギッシュな印象があります。天神周辺はいつも賑わっている印象です。OSがすぎにはたらきブティックや大きな雑貨屋さんなどを見つけ出します。人が訪れるだけのお店があるわけなので、やはりシャレたものも多くみられます。あれやこれや一通りのものがほとんど揃っているようなまちで、しかも選択種が豊富です。買い物をするには非常に便利なまちだと感じました。とにかく、わっせわっせと買い物をしなきゃという感じです。ちょっと郊外に行けば落ち着いたところがあるのでしょうが、そこまでは把握しきれませんでした。次回はもっと下調べをしてこないといけないかな。


■京都市四条河原町 2016/2(平成28年2月)

 今までに何度か京都には来ているのですが、観光主体で訪問していたため、まち散策としては初めてとなります。今回は京都で「生地博」があるということで、そのために四条河原町まで行ってきました。生地博は想像を超える入場者で、人数制限はないのかな?ちょっと入れすぎではないでしょうかという感じでした。そのため、落ち着いて生地を見るというよりは、一部ではバーゲンで商品を取り合うような感じもあり、なんとも落ち着かない会場でした。全体にオシャレではあるものの、騒々しさからかOSははたらきません。落ち着いて見られたらよかったのに。

 その後、三条河原町から四条河原町方面へと散策を行いました。表通りには有名店が連なるわけですが、面白いのはやはり小路に入ったところなんですね。京都は小路も十分に整備されており、しかも、伝建地区なためでしょうか味な作りが多いのが魅力です。お店も凝ったものが多く、Lt.Tは縫い針の専門店を見つけてついて行ったのですが、小じゃれた茶室かと思うような小さな建物で縫い針だけを売っているわけです。私の感覚ではとても商売として成り立たないのではないかと思うような規模なのですが、そこは京都の中心地なのうでうまくいっているのでしょう。相当の驚きで店を眺めていました。

 雪がちらつくような真冬にもかかわらず、多くの人が行き来していました。外国人観光客の割合も以前に増して増えているようで、お店もとにかく免税なんですね。

 京都にはまだまだ知らないオシャレが潜んでいると思い込んでおりますので、近いうちにまた訪れたいと思っています。


■大阪市南堀江、心斎橋 2015/12(平成27年12月)

 Lt.Tの友人からの情報をもとに、今回は南堀江から心斎橋界隈を散策することにしました。いわゆるアメ村があるまちの近くで、初めて行きます。商店街というよりは車の往来が少ない路地沿いにお店が点在するという感じで、最近はこのスタイルのオシャレなまちが多いように感じます。OSは見事に反応します。何がいいわけでもないですが、そこにお店を出す人達が味を出そうとしているのでしょう。どの店も何とも言えないオシャレさがにじみ出ていました。写真は単なる駐車禁止願いのバリケードなんですが、鉄製で錆びの具合や文字の具合も魅力を感じます。我が家でもこれをもとに木製でバリケードを何本か作っています。南堀江から心斎橋方面にもいくつかお店があり、これからも変化し続ける可能性を秘めたまちであることを確信しました。また数年後には訪れてみたいところです。


■北九州市門司 2015/9(平成27年9月)

 以前下関を訪れた時に門司にはレトロ街というのがあって云々・・・。この響きからOSがはたらくような何かがあるに違いないということで、九州の玄関口である門司に行ってきました。工事中の門司駅の近くには観光客をメインにした複合施設があって、ここは観光バスも止まるようで、結構賑わっていました。ただ、OSがはたらくような店ではなく、あくまで観光に来た人がお土産を買っていく場所なので、やむを得ないでしょう。事前にネットからいつくか雑貨屋さんをピックアップしており、特に駅から海側にある古いビルにはいくつかの雑貨屋さんがあるとのことで、行ってきました。確かにいい味が出ています。たくさんの人を収容できる広さがないこともありますが、静かにまた適度に人の賑わいがあって、バランスよいオシャレ空間が作られていました。他にもちょっとだけ外れたところにお店があって、趣のある建物と室内も上手に味を出していました。このセンスはどこから来るのでしょうか?門司港界隈にはそんなに人が住んでいる様子がないし、どちらかというと落ち着いた感じのするまちなのですが、明治時代の繁栄した名残は神戸あたりと似通ったところがあるのでしょう。また数年後には訪れてみたいまちです。


■津和野町 2015/4(平成27年4月)

 津和野は島根県内なのですが、住んでいる出雲からすると広島へ行くよりも時間がかかる遠いところなのです。そのため、気合を入れないと行けない所でして、今回は益田のグラントワで森英恵展のついでに津和野に行きました。

 津和野は何度か訪れていますが、観光目的なのでまちを見て回ることはほとんどなかったため、今回はまちだけを見て回りました。そういっても小さなまちなので1時間も歩けばほぼ見て回れる大きさなので、子供たちと一緒にゆっくりと歩きました。都市部のような洗練された店舗があるわけではないのですが、昔ながらの落ち着いた店舗があるのが特徴です。観光がメインのまちのようなので、どうしてもお土産主体となっています。あまり、洋裁に関するものはないのですが、古民家再生の歴史は長いものと見ました。建物のリノベーション(再生)は参考となるものがありました。


■神戸市元町、三宮 2015/3(平成27年3月)

 自宅で洋裁教室を始めるにあたって、オシャレであることは必須の条件であると心得ているため、島根から近くオシャレ度も高いといえば神戸を選択するのが賢明ということで、神戸を訪れることにしました。今までも観光や買い物を目的として幾度と訪れているわけですが、洋裁教室の参考とするために、まちを見て回るということを目的として歩くのは初めてです。今まで見たまちも視点を変えると多くの発見があることに気づかされます。とりあえず何を見るというわけではないのですが、私は店舗の作り、雰囲気、家具の作り、照明、小物の流行などを丹念に見て回りました。Lt.Tはどちらかというとサンプルとなる洋服のリサーチを中心に行動をしていました。


■倉敷市の美観地区 2014/12(平成26年12月)

 洋裁教室を自宅でできないかなと思い始めた中で、オシャレなものを見に行こうということで倉敷の美観地区を訪れました。数回行ったことはあるのですが、洋裁教室をするという視点で建物や小物、家具、照明などいろいろな店舗の作り込みを見て回ると、なるほどというようなものが随所に見て取れました。参考にできる建物などが多くあることも美観地区の特徴です。そう思ってみると、中国地方でも随一のオシャレゾーンであることがわかりました。全国レベルで見てもそん色ないと思っています。また、古民家の再生もうまくなされている物件が多く、非常に参考になるものが目白押しでした。この散策をもって、自宅での洋裁教室は可能だということを確信しました(根拠はありませんが・・・)。ありがとうございます倉敷美観地区様。